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3対2のポリリズム (この記事は、初級以上の方が対象です)

ポリリズムという言葉をご存知でしょうか?
右手と左手のリズムがキッチリ揃ってなくて、
「右手が3で 左手が2」 などのタイミングで、両手の動きが
微妙にズレたり合ったり、ズレたり合ったり・・・・。

人の演奏を聴いている分にはカッコイイのですが、自分で弾くとなると大変厄介!
それがポリリズムの曲です。
有名どころでは、
曲名 |
作曲家 |
ポリリズム |
アラベスク1番 |
ドビュッシー |
右手3 対 左手2 |
幻想即興曲 |
ショパン |
右手4 対 左手3 |
(ここでは、右手3 対 左手2 のみ解説します)
3対2のポリリズム (練習の仕方)
まずは、楽譜は見なくていいので、
「タッ タカ タッ」 のパターンを身体に刻みます!
クチで 「タッ タカ タッ」 と言いながら、お膝ポンポンしてみてください!
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1拍目 |
2拍目 |
3 |
● |
● |
● |
● |
● |
● |
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タッ |
タ カ |
タッ |
タッ |
タ カ |
タッ |
2 |
● |
● |
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● |
● |
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「タッ タカ タッ」 と声に出しながら → お膝ポンポンを一回ごとに早めていく
(リズムを身体に叩き込むので、最低3分はやり続けてください)
できるようになったら・・・・
リズムを身体で覚え、あとから該当部分の練習!
今度はリズムを口で唱えながら、それに合わせてピアノを弾いてみます!
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1拍目 |
2拍目 |
3 |
● |
● |
● |
● |
● |
● |
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タッ |
タ カ |
タッ |
タッ |
タ カ |
タッ |
2 |
● |
● |
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● |
● |
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先に、リズムを叩き込んだ人も、
ちょっと油断するとすぐに 「タタータ」 の失敗例に戻ってしまうので、

メロディーを追うのではなく
「タッ タカ タッ」 「タッ タカ タッ」 「タッ タカ タッ」 ・・・ と
あくまで、練習したことを試合に出しに行きます!
基礎練習 → 練習試合で確認!
「タタタ」といきたいのに、 「タタータ」 になっちゃうんだよね
どうしても難しい! 何度やっても 「タタータ」 になってしまう!
そんな 単細胞 の方も多いと思います。
昔の私も、それに引っかかってました。
そのとき私自身が使っていた、「ズル技」 を教えてしまいましょう!
・
・
どうしても難しい! 何度やっても 「タタータ」 になってしまう!
つまり、失敗しているのは、一番最後の音だけなのです。
前半2つは、大丈夫! |
後は、3番目の音をどう修正すればいいか? です。
一番簡単なやり方は、
慣れないうちは、その 「タタータ」 でタイミングを取っていいので、
そのかわり、 「タタータ」 のラスト!
3番目の音だけは、若干フライング気味に押してみましょう!
タ |
タ ー |
タ |
● |
● |
● (← 若干フライングする) |
ブロック最後の1発だけ、指が勝手にフライングしてた!
(楽譜を見ながら、タイミングを目で取る!)
するとアラ不思議! あんなに難しかった 3 : 2 のポリリズムが、もう自分のもの!

リズムの覚え方! |
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スキップ系のリズム
装飾音符読み!
ポリリズムの練習法
3:2のポリリズムの練習法


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