子供がつまずいたときにはどうすれば?

最初に、「今日は、これができるようになったら嬉しいね!」 と
親子で目標を共有することで、
本人が、何が目的でそのために何をやっているか?
練習の目的が、理解できるようになります。
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そして、できなかったときは、できるまで繰り返す!
……ではなく、
えっ? 違うんですか?
できなかったときは、一緒に考える!
これを試してみてください!
今はどうして出来なかったと思う? じゃあどうすればできるようになると思う?
対話型で、なるべく本人に考えさせるようにするのです。
そうすることで、練習の修正点が明確になります。
頭のよい子に育てるには?
注意されたことが一回で直る子、
同じコトを10回注意されてようやく直る子には、上達に10倍の差があります。
「だから、あなたは10倍努力しなさい」 ではないのです!
本人に考える習慣を持たせればいい!
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今回は直るのに10回もかかってしまった!
でも頭を使えば、もっと少ない回数でいけたはず! |
もっと少なくするにはどうすればいいと思う?
それを本人に考えさせてあげるのです。
失敗は成功の元
・ 今うまくいかなかったのは何?
・ じゃあ、次に弾くときは何に気をつける?
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その質問をするようになると、「失敗は成功の元」 がとれるようになります!
失敗は成功の元
…… この言葉はご存知ですよね? 意味も分かるでしょう?
はい! すごく有名な言葉ですから!
なのに、その言葉を外れて、
「一度も失敗しないように!」 を目標にしてませんか?
はい! それが理想ですから!
・ ・
気づいていませんか?
「一度も失敗しないように!」 というのは、本来は自信満々に対する目標です!
この曲に自信満々 → だから、1度も失敗しないように!
まだ練習初期の状態なのに、条件の違うルールを当てたら?
【代表的な失敗例】
「一度も失敗しないように!」 といいながら挑戦 → 失敗! |
それって、当たり前ですよね?
あれ? 言われてみれば確かに・・・
「一度も失敗しないように!」 ではなく、その失敗から学習することが大切なのです!
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練習で一番大事なことは、「学習能力の高さ!」
それによって、本人に考える習慣がつきますので、
その習慣が1年続けば、学校の友達より、頭の良さに差がついてくるはずです!
もし子供がミスしたときは、どうすれば?
うっかり怒ってしまってはいけません。
怒ると本人がミスを怖がるようになってしまって、
才能ある豊かな演奏ができる子に育ってほしい
と言いながら、実際には
型にはまったツマラナイ演奏をする子 に育ってしまいます。
ですから、
ミスをしないではなく、ミスから学ばせること!
今はどうして出来なかったと思う? じゃあどうすればできるようになると思う?
これからのために、ミスの原因の方を注意させればいいのです!

つまらなそうな顔だったら?
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